國學院大學
國學院大學デジタルミュージアム

國學院大學デジタル・ミュージアム収録データベース一覧と概要

以下に収録データベースの概要を示す。文末にデータベースの分類([国学・神道]、[歴史・考古学]、[文学・民俗]、[文庫・絵巻絵本など]、[翻訳])を示した。

大場磐雄博士資料

神道考古学の提唱者である大場磐雄博士(1899~1975)の没後、膨大な研究資料が國學院大學に寄贈された。その中に、写真・拓本・絵葉書・図版等を台紙に貼り、袋に入れ、保管ケース約180箱に収めた資料カード類があり、博士自身によって「Ⅰ.旧石器時代」、「Ⅱ.縄文時代」、「Ⅲ.弥生時代」、「Ⅳ.古墳時代」、「Ⅴ.歴史時代」、「Ⅵ.祭祀」、「Ⅶ.民俗」、「Ⅷ.外国」、「Ⅸ.十二支」、「Ⅹ.その他」の10分類に整理されている。其々が貴重なだけでなく、博士の研究過程を知る上でも重要な資料である。[歴史・考古学]

大場磐雄博士写真資料

神道考古学の提唱者である大場磐雄博士(1899~1975)が残し、國學院大學に寄贈された研究資料のうち、ガラス乾板を中心とする写真資料5131点から劣化が著しいものや私的な写真の一部を除いた4881点をデジタル化し公開している。博士は考古学者としての遺跡調査だけでなく、内務省神社局考証課職員、また神宮徴古館嘱託として神宮をはじめとする全国各地の神社・御神宝の調査も行った。ここには吉佐美洗田遺跡や登呂遺跡等の学史上重要な遺跡や、各地の神社・御神宝の調査当時の貴重な写真が収められている。[歴史・考古学]

大場磐雄博士著作目録

大場磐雄博士(1899~1975)は、鳥居龍蔵博士に考古学を学んだほか、折口信夫博士に民俗学を学び、内務省神社局では宮地直一博士の下で各地の神社調査、神社誌編集に携わるなど、考古学・民俗学・文献史学に精通し、論文・著作は多岐に亘っている。本データベースは、大場博士自身が整理した『楽石 大場磐雄先生略年譜并著作目録』をもとに、目録に漏れていた幾つかの論文・著作を新たに収録したものである。大正7(1918)〜平成22(2010)年の論文・著作を掲載している。[歴史・考古学]

折口信夫博士歌舞伎絵葉書資料

折口信夫博士(1887~1953)は国文学者・民俗学者・歌人として優れた業績を残した一方で、歌舞伎に関する著作(『かぶき讃』)を著すなど、歌舞伎愛好家としても知られる。國學院折口博士記念古代研究所には、博士が蒐集した歌舞伎を中心とした絵葉書・ブロマイド2547点が所蔵されており、明治から昭和前期にかけての我が国の伝統芸能とメディアのあり方を示すものとなっている。本データベースでは、絵葉書・ブロマイド2547点をデジタル化し、背面画像を含む5094画像を公開している。[文学・民俗]

教派神道関連資料データベース

このデータベースでは、福岡県北九州市小倉南区に本部を置く神理教の教祖・佐野経彦(1834-1906)によるものをはじめ、教派神道・神道系新宗教関連の資料の本文画像とテキストを検索・閲覧できる。公開資料は、随時追加される。研究開発推進機構日本文化研究所のプロジェクトにより作成された。[国学・神道]

皇學館大学神道研究所所蔵原田敏明毎文社文庫写真資料

毎文社文庫は宗教学者の原田敏明(1893-1983)の資料図書類である。これらは氏の没後、母校である皇学館大学の神道研究所へ寄贈された。本DBは皇學館大学神道研究所『原田敏明毎文社文庫写真目録』として文字データの整理を行なったものに、共同研究として國學院大學日本文化研究所「劣化画像の再生活用と資料化に関する基礎的研究」プロジェクトで原田敏明写真資料の画像を電子化したものを加えたものである。ここでは暫定的に戦前期撮影分として3648の項目を掲載し、うち3555の画像を公開している。[国学・神道]

国学関連人物データベース

近世・近代の「国学」に関連する人物についてのデータベース。慶長年間より明治36年末までに物故した神道家、歴史家、歌学者、有職家、法律家などの「国学者」をはじめ、『和学者総覧』(國學院大學日本文化研究所編・発行、1990年)に所収される「和学者」(慶長年間の後半以降の物故者より明治元年までの出生者、漢学者・俳諧師・狂歌師等を含め、神学・歌学・歴史・有職等の学問に携わった人物)など、約12000人のデータを収録する。[国学・神道]

祭祀遺物出土遺跡データベース

本データベースには、大場磐雄の定義による「祭祀遺跡」「祭祀遺物」のほか、関連する資料についても適宜掲載している。本データベースに収録した情報は、各都道府県・市町村等が発行した遺跡発掘報告書、北武蔵古代文化研究会編1993『古墳時代の祭祀』第Ⅰ〜Ⅲ分冊、国立歴史民俗博物館編1985『国立歴史民俗博物館研究報告』第7集、日本考古学協会編 2003~2008『日本考古学年報』54(2001年度版)~59(2006年度版)等の文献に依拠している。[歴史・考古学]

柴田常恵瓦拓本資料

柴田常恵氏(1877~1954)は、明治期から昭和前半期にかけて、考古学及び文化財保護行政分野で活躍した人物である。柴田氏が生前に収集した拓本資料は、氏の没後に國學院大學に所蔵され、内訳が平成23年に國學院大學研究開発推進機構学術資料館編『柴田常恵拓本資料目録』として刊行された。瓦拓本資料は、日本(北は岩手県から南は沖縄県まで)、朝鮮半島、中国の各種の瓦などからなり、柴田氏の拓本資料のなかでも質・量ともに卓越している。本データベースはこの瓦拓本資料2591件をデジタル化したものである。[歴史・考古学]

柴田常恵写真資料

柴田常恵氏(1877~1954)は、明治後半から昭和前期にかけて活躍した考古学・文化財保護行政の専門家である。氏の残した調査関係資料が歿後、大場磐雄博士・樋口清之博士を介して國學院大學所蔵となった。写真資料は県を配列の基準としたアルバムで43冊にのぼり、写真総数は5817枚を数える。被写体は考古遺物や遺跡、仏像、寺院建築が大部分を占めている。これらには現在亡失した貴重なものも含まれる。このDBでは5512の項目を掲載し、うち5475の画像を公開している。[歴史・考古学]

柴田常恵野帳資料

柴田常恵氏(1877~1954)は、明治後半から昭和前期にかけて活躍した考古学・文化財保護行政の専門家である。氏の残した調査関係資料が歿後、大場磐雄博士・樋口清之博士を介して國學院大學所蔵となった。柴田氏の野帳(フィールドノート)は、明治35年~昭和20年までの83冊があり、大場磐雄博士が「氏一流の細かい文字とスケッチが描かれて、なかには現在亡失した資料も多い」と評するように、学術的な価値が高いことからデジタル化を行い、PDFファイルを公開している。 [歴史・考古学]

社寺等絵葉書資料

國學院大學研究開発機構の所蔵する、全国の神社や海外神社の社殿や境内地、所蔵の宝物・資料、祭典や行事の様子などを取り扱った神社関係の絵葉書資料、寺院や名所旧跡、風俗、皇室関係などの名所・記念絵葉書を含む絵葉書資料(「神道資料館所蔵絵葉書資料」、「宮地直一旧蔵絵葉書資料」)をデジタル化し、許諾を得られたものから順次公開を行っている。[国学・神道]

神道・神社史料データベース(現代)

本データベースは、現代神社の中でも、旧官国幣社(別格含む)以下、府県社以上の神社、約1500社を対象に収録したものである。神社名は現行に基づいて表記し、鎮座地はGoogleマップで確認することができるようにした。またウェブサイトを開設している神社については、そのURLを掲載している。備考として「通称」のほか、対象となる神社については「式内社」や「二十二社」であることなどを示しており、古代の神社データベースと併用して、神社の推移を知ることもできる。[国学・神道]

神道・神社史料データベース(古代)

本データベースは、古代の神社・約450社について、鎮座地や『延喜式』神名帳における記載、神位・神勲位などを示したものである。この対象には『延喜式』神名帳に「大社」として記載されている神社、六国史終了時点で神階四位以上に叙されていた神社などを選定した。また、参考として対象神社の神階昇叙を示すグラフを付した。六国史が対象とする時代に限ったものであるが、これにより各社の神位(神階)昇叙も読み取ることができる。[国学・神道]

杉山林継博士収蔵資料

國學院大學所蔵杉山林継博士資料のうち、古代東山道の峠祭祀遺跡と中央高速自動車道関連の写真989点を公開している。信濃国の東西国境にあたる神坂峠・入山峠の発掘調査は、峠祭祀の様相を明らかにし、文献上でしか認識されていなかった古代東山道を考古学的見地から解明する端緒となった。昭和39(1964)年の中央高速自動車道設置に伴う緊急発掘調査では9遺跡中4ヶ所を本学が担当したが、ここには「方形周溝墓」命名で有名な宇津木向原と、石川、楢原の3遺跡を中心とする資料が収められている。[歴史・考古学]

図書館デジタルライブラリー

国文学・史学・神道学の古典籍を中心とした図書館所蔵の貴重資料、特殊コレクション等をデジタル化したもので、平成26(2014)年度までの収録点数は約340点に及ぶ。平成10(1998)年度より毎年継続してデジタル化作業を行い、中精細画像、詳細画像を広く一般に公開している。[国学・神道][歴史・考古学][文学・民俗][文庫・絵巻絵本など]

博物館収蔵縄文土器

國學院大學博物館に収蔵されている縄文土器のうち、平成10(1998)年に刊行した『考古学資料図録Ⅱ』國學院大學考古学資料館編に掲載されている縄文土器339点についてデータベースとして公開するものである。平成10年以降についても青森県内のまとまった資料等収蔵品の数を増やしており、縄文土器に関する収蔵品全てを網羅するものではない。[歴史・考古学]

博物館発掘調査報告書

國學院大學博物館では、これまで昭和60(1985)年の岩手県小田遺跡を皮切りに平成21(2009)年〜平成23(2011)年に実施した島根県琴引山学術調査を最後として全国15ヶ所に及ぶ遺跡の学術調査を手がけてきた。本データベースはこれらの遺跡の学術的成果を報告書としてまとめたもので主に旧『考古学資料館紀要』に掲載していたものをPDF化して公開するものである。[歴史・考古学]

樋口清之博士著作目録

樋口清之博士(1909〜1997)は、中学生時代から考古学を志ざし、國學院大学に入学後、自身が奈良県内採集した考古資料を大学に寄贈して、考古学陳列室を作成するなど國學院大学の考古学、博物館学に大きく寄与した人物である。博士の活躍は、考古学のみならず、日本史・民俗学・文化人類学など幅広い分野に及び、論文著作も多岐に亘る。本データベースは、『樋口清之博士略歴譜并著作文献目録』(昭和54年)と「樋口清之博士著述目録」『國學院大學博物館學紀要』(平成9年)をもとに、大正14(1925)年〜平成27(2015)年までの論文・著作を掲載している。[歴史・考古学]

ホルトム文庫目録

國學院大學日本文化研究所が所蔵しているアメリカの日本宗教研究者D.C.ホルトム(Daniel Clarence Holtom, 1884-1962)の旧蔵書(和書、洋書あわせて350余冊)についてのデータベースである。ホルトムによるサインの有無や書き込みの有無についても調査し、サインをした箇所、書き込みをした箇所の写真も掲載している(500枚弱)。なお、このデータベースは科学研究費補助金若手研究(B)課題番号18720018(研究代表:平藤喜久子)の助成を受けている。[文庫・絵巻絵本など]

万葉集神事語辞典

『万葉集』に見える神事に関わる語彙を解説した辞典(監修:辰巳正明、城﨑陽子)。2008年に紙媒体で刊行されたものを下敷きにし、これを修訂したものを2009年からweb上で公開している。多くの執筆者から寄せられた843語の解説を収録している。[文学・民俗]

宮地直一博士写真資料

宮地直一博士(1886~1949)は実証史学の方法によって神社・神道の歴史を考察した近代神道史学の第一人者であり、内務省の官僚として戦前の神道・神社行政に大きな役割を果たした。宮地博士旧蔵資料のうち、文書や神社を中心に分類された53冊のアルバム・写真台紙に貼付されている2800点の写真資料である。被写体は特に文書類が多くを占めるが、神社の景観・祭祀の状況・神社の宝物が撮影されている。[国学・神道]

Articles in Translation (双方向論文翻訳)

神道・日本宗教に関する研究論文を、外国語(主に英語)から日本語に、また日本語から外国語に翻訳して公開しているデータベースである。PDFファイルの形式で収蔵されている。海外あるいは外国人研究者によって、神道・日本宗教に関するどのような研究が行われているかを知るのに役立つ。研究開発推進機構日本文化研究所のプロジェクトによって2006年度から行われており、毎年度3~4本程度の論文が追加される。[翻訳]

Basic Terms of Shinto 神道基本用語集

神道の基本的な用語を英語で解説している用語集。もともと書籍として出されたものを1997年以来web上で公開しており、2009年の國學院大學デジタル・ミュージアム稼働に際してデータを移行した。より包括的なEncyclopedia of Shintoに対して、こちらではより簡潔な説明がなされている。326語の解説を収録し、一部には説明画像がある(70枚程)。[翻訳]

Encyclopedia of Shinto

神道に関する語を英語で解説している事典。もともと國學院大學21世紀COEプログラム「神道と日本文化の国学的研究発信の拠点形成」事業の一環として行われた『神道事典』(弘文堂、1994年)の英訳プロジェクト(2005年公開)を引き継いだもので、2009年の國學院大學デジタル・ミュージアム稼働に際してデータを移行し、増補改訂を行ってきている。現在1480の項目があり、事項の項目には読み方を示す音声が付されている。また画像(223枚)、動画(155本)、図表(33枚)など、理解を助ける周辺情報をも含んでいる。[翻訳]

신도사전(Encyclopedia of Shinto in Korea)

英語版EOS(Encyclopedia of Shinto)を韓国語に翻訳したもの。現在、各部のIntroductionと、第4部「神社」・第8部「流派・教団と人物」、あわせて441項目が公開されている。[翻訳]