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万葉神事語辞典


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項目名 ももよ
表記 百世
Title
Momoyo
テキスト内容 永遠に続く治世者の時代。田辺福麻呂歌集収録の久邇の新京を讃える長歌に、現つ神であるわが大君の天下の八島国の中でも、山川の清らかな地として山背の鹿背山に宮柱を立てて天下を支配されたことが詠まれ、反歌に「山高く川の瀬清し百世まで神しみゆかむ大宮所」(6-1052)、「布当山山並み見れば百世にも代はるましじき大宮所」(6-1055)と見え、天皇の時代が永遠に続くことが百世であった。現天皇は「現つ神」とされ、その現つ神に等しい天皇の治世を神の時間に相当させたのが「百世」であろう。百世にも続く時間は、山高く河の音が清らかであり、春は花が咲き秋は紅葉が美しいのである。それが神の示す秩序正しい地勢や時間であった。
執筆者 辰巳正明