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万葉神事語辞典


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項目名 ほよ
表記 保与
Title
Hoyo
テキスト内容 やどりぎ科の常緑小高木やどりぎの古名。けやき・ぶな・さくらなどの落葉高木に寄生することで知られる。現在も各地にホヨ・ホヤの樹名が残っている。早春、淡黄色の花を開き、秋になって赤または黄の粘汁を有する球形の果実を生じる。冬の間、落葉樹の林の中でこのやどりぎだけだ鮮やかな黄金色で茂っているさまに、永遠の生命を認めて、信仰の対象とする習俗が、世界各地にあることをフレーザーの『金枝篇』が記している。大伴家持が越中で「山の梢のほよを取って髪に挿したのは千年の命を祝う気持ちからです」(18-4136)と詠っており、これもやどりぎのもつ呪力を信じてこれを身につけたのであろうと考えられる。
執筆者 加藤紗弥香