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項目名 | かむしみ |
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表記 | 神しみ |
Title | Kamushimi |
テキスト内容 | 神々しくなる。「しみ」は「染み」で、その状態になること。「神さぶ」と同義。『管見』に「神さひゆかん」の意であり、「しみ、サビ、皆五音通なり」とある。万葉集中弧例であり、田辺福麻呂の「久邇の新京を讃むる歌」の反歌に「山高く 川の瀬清し 百代まで 神しみ行かむ 大宮所」とある(6-1052)。大宮所を讃美する歌にあって、万代までも神々しくなりゆくであろう、と年を経て神聖な様になってゆくであろうことを詠んでいる。→かむさぶ〔神さぶ〕 |
執筆者 | 渡邊明子 |
